› 遮熱ブロックの可能性 › 平成23年度散水を併用した遮熱効果の実験
ここ最近は天気が悪く、くもりや雨でしたが
今日は正午前から日差があり、湿度も低く
沖縄地方の秋を感じさせる、すごしやすい日でした
遮熱効果の実験についてですが



昨年度の実験に引き続き、今年も6月から9月までの日射量の多い期間
遮熱ブロックの日射遮へいと、散水(打ち水効果)との併用の実験を行ないました
散水時間は午前10時、正午、午後2時の3回に分けて、それぞれに行い
散水量は実験の単位面積当り、10L、20Lそれぞれにつき水量計を用いて正確に
散水を行ないました、実験の目的は、屋根スラブ表面温度を24時間
外気温以下にできないのか、又何時に散水すればよいのか
散水量はどの程度で効果があるのかといった実験を3ヶ月間の
長期にわたりデータを取得いたしました
下記のグラフは日射量の多かった7月11日の外気温を基準にした時の
屋根スラブ表面温度及び、屋根スラブ裏面温度のグラフです
散水時間は午後2時で、散水量は1㎡当り2Lです

外気温を基準にした時の屋根スラブ表面温度のグラフですが
朝9時から翌朝まで外気温をしたまっわっています
遮熱対策無しと比較し、午後2時から下がり始め最大で午後3時半では
17℃もの温度差があり、午後7時以降もマイナス1℃程で外気温との温度差を
保持しています

7月11日の外気温を基準にした時の屋根スラブ裏面温度のグラフですが
屋根スラブ表面温度が外気温以下ですので当然裏面温度も
外気温以下になります
ここで注目したいのは遮熱性能についてです
外気温を下回る温度とその時間の長さの積が
遮熱性能になると思います
コンクリートはその特性からして、蓄熱容量の大きな部材ですが
日射を遮へいし、逆に冷熱を溜める性質をも利用することが可能ではないでしょうか
屋外の実験では、いろいろな気象条件がかかわります
よって長期に渡って計測することがデータの信憑性につながると思います