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平成29年度遮熱効果の実験梅雨入り前後のデータ

2017年05月22日

Posted by (株)伊是名ブロック工業 at 21:55 │Comments( 0 ) 遮熱ブロック
平成29年度遮熱効果の実験梅雨入り前後のデータ

昨年度と同様な実験状況写真ですが、今年も同じく実験項目として

1)屋根水平面(無対策)・東・南・西の各壁面及び
 各壁面の窓ガラスの温度
2)白の反射塗料
3)厚さ150mmのバラス(最大寸法40mm)
4)断熱材厚さ50mmの上に遮熱ブロックAモデル
5)8年前から設置の遮熱ブロックBモデル
6)遮熱ブロックの設置方法を変えてのCモデル
以上6項目の実験で梅雨入り前の5月4日のデータと
同じく梅雨入り後5月13日のデータを取りグラフ化しました。

平成29年度遮熱効果の実験梅雨入り前後のデータ
5月4日のデータですが、屋根水平面の無対策の表面温度が最も高く
次に西壁面・東壁面・南壁面となり
透明な窓ガラスの温度も西・東・南の順で高くなっていて
躯体のコンクリートとガラスの温度特性が表れています。
沖縄気象台観測の4日の那覇での全天日射量は
26.31MJ/㎡日で、とても大きな日差しを受けています。
ちなみに、単位の換算で1MJ/㎡は0.2778kwh/㎡ですので
4日では26.31×0.2778≒7.3kwh/㎡と大きな日差しを受けています。

平成29年度遮熱効果の実験梅雨入り前後のデータ
5月4日の屋根水平面の無対策及び
各遮蔽材の屋根スラブ表面温度のグラフですが、午後2時半では
無対策と遮熱施工Aモデルの屋根スラブ表面温度の温度差は20.9度と
大きく、続いてBモデル及びCモデルも無対策と比較して19.7度と
大きな開きです。

平成29年度遮熱効果の実験梅雨入り前後のデータ
4日の外気温を基準にした時の無対策と
各遮蔽材の屋根スラブ表面温度のグラフですが、遮熱施工Bモデル
及びCモデルは午後の4時半までは外気温以下で、その後
プラスマイナス1度の範囲で推移し、Aモデルはほとんどが
外気温以下で、日較差も1.6度と小さな値です。

平成29年度遮熱効果の実験梅雨入り前後のデータ
沖縄地方は13日に梅雨入りをしましたが
13日の屋根水平面・各壁面及び各面窓ガラス温度のグラフです。
13日の全天日射量は3.17MJ/㎡と小さな日差しです。

平成29年度遮熱効果の実験梅雨入り前後のデータ
13日の無対策及び各遮蔽材の屋根スラブ表面温度のグラフです。

平成29年度遮熱効果の実験梅雨入り前後のデータ
13日の外気温を基準にした時の
各遮蔽材の屋根スラブ表面温度のグラフですが
温度の違いはありますが皆同じ様な波形をしています。
唯一遮熱施工Aモデルは一日を通して外気温以上で
外気温と比較し最大で3度のプラスの開きがあります。
屋外での実験ですので、いろいろな気象条件に左右されます。
当たり前のことですが、日差しのある無でデータは変化致します。
これから梅雨が明け夏本番に向かいますが、費用対効果や耐久性も
考慮してこれからもデータを取り続けていきたいと思います。












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