てぃーだブログ › 遮熱ブロックの可能性

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遮熱効果の実験(平成27年梅雨入り前のデータ)

2015年05月24日

Posted by (株)伊是名ブロック工業 at 19:10 Comments( 0 ) 遮熱ブロック


平成27年5月20日に沖縄地方は梅雨に入りました。
平年より遅い梅雨いりですが、梅雨入り前の
5月18日のデータをグラフ化いたしました。



遮熱効果の実験状況写真です。
梅雨入り前、5月18日の沖縄気象台那覇市のデータでは
全天日射量は28.47MJ/㎡日と、とても大きな日差し(太陽の日射強度)
を受けています。ちなみに20日の全天日射量は4.94MJ/㎡日で小さな
値です。



18日の無対策の屋根スラブ水平面温度及び、各壁面温度のグラフです。
冬季のデータでは南壁面は、大きな日差し受けていましたが
18日では外気温につぎ低い温度で推移しています。
無対策の屋根スラブ表面温度は、午後の2時半で45.3度と
大きな値です。



18日の無対策及び、遮熱ブロック下の屋根スラブ表面温度のグラフです。
無対策の日較差は17.6度で、遮熱ブロックでは3.9度と小さく
その差は13.7度と大きな値です。18日の太陽の南中高度は83.2°で高い高度です。
実験室実験では、太陽のいろいろな波長はつくれません。
ですから屋外での実験は、経年変化による耐久性など
より現実的な数値を得ることができます。
屋根スラブ水平面のコンクリートは大きな日差しを受け蓄熱をいたします。
夏季のRC造の室内温熱環境を考えた時、日射遮蔽(シャヘイ)は
とても大切です。
今年も、断熱材や砕石といった遮蔽材料を用いて
実験をしてみたいと思います。











遮熱効果の実験平成27年冬季のデータ

2015年03月09日

Posted by (株)伊是名ブロック工業 at 13:22 Comments( 0 ) 遮熱ブロック


遮熱効果の実験状況写真です。


平成27年1月26日の午後2時ごろの写真です。





一月26日のデータとグラフですが、南壁面は一日をとうして一番高い温度で
推移し、午後の3時30分には34.6度になり、日較差は12.9度と高く
大切な日差しを受けています。
次に無対策の屋根水平面となり、遮熱ブロック下の表面温度の日較差は
4.9度と一番低い温度となっています。


1月31の午後4時ごろの写真です。



1月31日のデータとグラフです。
31日はこの冬一番の日差しの少ない日で、無対策の屋根スラブ表面温度
及び各壁面温度の日較差に大きな差はありません。
沖縄気象台の観測よるデータでは、那覇の全天日射量(太陽の日射強度)は
1.89MJ/㎡日でとても小さな値です。
遮熱ブロック下の表面温度は一日をとうして外気温以上で
夏季のデータとは逆の値となっています。
冬季の日差しの少ない日、遮熱ブロックは屋根スラブ表面温度を
わずかですが、放熱を抑制していると思います。
亜熱帯の沖縄県では冬季のデータには関心がないかと思いますが
建物の温熱環境を考えた時、冬季の晴れた日は
南面で大切な日差しを取り込み、日差しの少ない寒い日は
冷たい北風を遮蔽(シャヘイ)し
又、太陽高度の高い夏季では強い日差しを遮蔽し
室内に涼風を取り込むことも大切なことです。
実験を始めて7年になりますが地味で毎日コツコツとデータを取っています。
屋外での実験ですので、いろいろな気象条件に左右されますが
これから夏に向かいますので、これだと思ったデータを
これからも紹介して行きたいと思います。






謹賀新年

2015年01月07日

Posted by (株)伊是名ブロック工業 at 19:24 Comments( 0 ) 遮熱ブロック






新年あけましておめでとうございます。
今年も、波上宮に初詣にいってきました。
風もなく、日差しに当たると少し汗ばむような
温もりのある陽気でした。
ぬける様な青空と屋根の赤瓦の風景に、改めて沖縄らしさを感じました。
今年も遮熱効果の実験を継続していきたいと思います。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。



遮熱効果の実験平成26年秋分の日のデータ

2014年09月29日

Posted by (株)伊是名ブロック工業 at 18:08 Comments( 0 )




遮熱効果の実験状況写真です

9月23日の午前9時から翌朝の午前8時30分までのデータです



9月23日(秋分の日)のグラフですが、無対策の屋根スラブ表面温度は
12時30分に43.5度とピークをむかえ、その後降雨の影響で
午後の3時では33.9度と9.6度も降下し、又も日差しを受けて
午後の4時30分では40.0度と上昇をし、日較差も14.6度と高い値です。
遮熱ブロックの下屋根スラブ表面温度は、日射を遮蔽(シャヘイ)しています
ので一日中外気温以下の数値で日較差も1.2度と小さな値となっています。
又、その日の南中時間は12時21分で、データでは
南壁面の温度は12時半でピークをむかえています。
当たり前のことですが、屋外での実験では
いろいろな気象条件に左右されています。









平成26年夏季の遮熱効果の実験

2014年09月12日

Posted by (株)伊是名ブロック工業 at 14:16 Comments( 0 ) 遮熱ブロック





平成26年7月からの実験状況写真ですが
無対策(比較屋根)の位置を変えて実験を行っています。





平成26年7月1日から9月3日までの、無対策(比較屋根)の
実験データの一部です。 (途中のデータは省略しています)
7月1日から9月3日まで、台風時を除き62日間のデータを取り
午前9時から30分単位で翌朝の8時半までの合計温度を比べてみました。
データでは7月4日は一日の合計温度が1864.9度で一番高い値ですので
グラフにしてみました。



無対策(比較屋根)は午後2時に49.3度でピークになり
日差しをを受けている間は高い状態で推移しています。
遮熱ブロック下のスラブ表面温度は午後2時で35度の値で
その差14.3度です。
一日の日較差は無対策(比較屋根)は16.9度で
遮熱ブロックは3.2度で無対策と比べ小さな値です。



7月2日の午後2時前のモニター画面ですが、外気温は34.9度で
タン3ヤネ(遮熱ブロック)は33.9度で外気温以下の値です。
ムセッチ(無対策)では48.9度で、遮熱ブロックとの差は15度です。



9月3日正午過ぎの写真ですが雲一つなく
午後も晴天が続きましたのでグラフを作ってみました。



驚いたのは9月3日で、朝から大きな日差しを受け午後の2時では
無対策は51度と、実験期間中一番大きな値で
一日の合計温度も1856.7度と高く
無対策(比較屋根)の日較差は19.1度です。
又、遮熱ブロック下の表面温度は35.2度でその差は15.8度と大きく
遮熱ブロックの日較差は3.5度となっています。
やはり亜熱帯の沖縄県は夏季が長く続き、緯度が低いため
太陽の高度が高く、屋根スラブのコンクリートの蓄熱の温度は
太陽の日射強度に大きく左右されています。
ですから夏季の日射遮蔽はとても大切な事のように思います。










遮熱効果の実験(平成26年夏至の日のデータ)

2014年06月23日

Posted by (株)伊是名ブロック工業 at 19:13 Comments( 0 ) 遮熱ブロック


遮熱効果の実験状況写真です



6月21日(夏至の日)は梅雨末期の晴れで、日差しが強かったので
早速データを取り出しグラフにしてみました




無対策の屋根スラブ表面温度は午後2時では46度と最も高く
東壁面、西壁面、南壁面の順に高くなっています





外気温を基準にした時の屋根スラブ表面温度及び
各壁面温度のグラフと、6月21日の午前9時から
翌朝の8時30分までのデータです
遮熱ブロックサンガードホワイトは一日を通して
外気温以下で、日較差は外気温より小さく、1.7度です
無対策では16度と最も高く、順に東、西、南壁面となっています
ちなみに、6月21日の南中高度は87.3度でほぼ真上です
梅雨の時期では雲が日傘の役目をしていますが
晴れると強烈な日差しがあたります
沖縄地方もそろそろ梅雨があけ、夏本番となりますが
コンクリートの温熱環境を考えた時、通気層をもった
日射遮蔽(シャヘイ)は、とても大切な事だと思います











遮熱効果の実験(冬季の寒い日・暑い日)

2014年02月04日

Posted by (株)伊是名ブロック工業 at 19:07 Comments( 0 ) 遮熱ブロック
沖縄地方もこの冬、寒くなったり暑くなったりで体調管理が大変ですが
2月は最も寒い時節ですので、健康管理には気をつけてください





遮熱効果の実験状況です



1月21日は日差しがなく、北風も強かったので
体感温度はとても寒く感じました



1月31日は風もあまりなく、日差しが゙強くて汗ばむ陽気でした
1月にしては珍しいくらいの強い日差しです
そこで21日と31日のデータをグラフに描いてみました





無対策の屋根水平面及び各壁面の温度差はあまり大きくはありません



31日正午前の南壁面の写真ですが、大切な日差しを受けています



2014年1月31日14時29分29秒の熱電対のモニター画面です



NO16の遮熱ブロックは外気温以下で、夏季の晴れた日と同じ傾向です



遮熱ブロックの日較差 は夏季と同様で、あまり大きくはありません



南壁面の表面温度は午後の1時30分に約38度でピークになっています
逆に夏季の晴れた日は太陽の高度が高いため
南壁面は強い日差しを受けません
屋根水平面は冬季も夏季も日差し受け、日射を受ける時間も長く
夏季の晴れた日は太陽の高度が高いため、厳しい気象条件にさらされます
あらためて、建物の温熱環境を考えた時
冬季の晴れた日は日差しを取り入れ
夏季の晴れた日は日射を遮蔽(シャヘイ)し、室内に涼風を取り入れることは
とても大事なことだと思います













遮熱効果の実験 冬季の寒い日

2014年01月13日

Posted by (株)伊是名ブロック工業 at 18:37 Comments( 0 )





日本列島は9日、10日にこの冬一番の大寒波に見まわれましたが
亜熱帯の沖縄地方も日差しがなく北風が強くて、寒い日でしたので
9日のデータを取りだし、元旦の日のデータと比較をしてみました



元旦の日のデータですが、南壁面の日較差は
夏季の晴れた日の屋根水平面と同じパターンです





9日のデータとグラフですが、日差しがありませんので
屋根スラブ水平面・各壁面の温度差は元旦の日に比べ
あまりございません、又遮熱ブロック下のスラブ温度は
午後の2時以外は外気温・水平面・各壁面より約1度ほど
高くなっています
遮熱ブロックは夏季においては日射を遮蔽(シャヘイ)し
冬季の曇天の日はわずかですが放射を抑制をしています
コンクリートの蓄熱の温度は外気温ではなく
日中の日差しの大きさに相関があると思います










遮熱効果の実験平成26年元旦の日のデータ

2014年01月11日

Posted by (株)伊是名ブロック工業 at 14:38 Comments( 0 ) 遮熱ブロック


平成26年元旦の日、穏やかな冬晴れで、ぬけるような青空でした
平成21年度より遮熱効果の実験をしていますが
元旦の日に快晴の日は、いままで一度もありませんので
データを取り出し、グラフ化しました





南壁面の温度は午後2時では33度でピークになり
水平面・東・西壁面に比べ、10度ほどの温度差があり
南壁面は大切な温もりのある大きな日差しを受けています
建物や敷地の立地条件を考えた時
南向きは冬季の晴れた日は大切な日差しをうけ
夏季の日は南からの涼風をうけます
元旦の日、午前、午後とも快晴の日のデータは
今まで経験がなく、自然がくれたお年玉のような気が致します



仕事始め

2014年01月07日

Posted by (株)伊是名ブロック工業 at 18:54 Comments( 0 )


新年あけましておめでとうございます
旧年中は大変おせわになり、誠に有難うございます
1月6日からの仕事始めですが、幸い天気にも恵まれました
今年も遮熱効果の実験を継続して行きたい思います
どうぞ本年も宜しくお願い申し上げます